診療科

診療科

  1. HOME
  2. 診療科
  3. 皮膚科
  4. アトピー性皮膚炎

皮膚科

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎は、遺伝的な要素が関係するかゆみを主徴としたアレルギー性皮膚疾患のひとつです。かゆみが強ければ全てがアトピー性皮膚炎というわけでもなく、他にも似た症状を引き起こすアレルギー疾患もあり、診断には注意が必要とされます。

アトピー性皮膚炎の原因と症状
ダニ、カビなどに対する免疫機能が過剰に反応してしまうために起こるアレルギー疾患のひとつです。遺伝的にアトピー性皮膚炎になりやすい犬種があり、生まれつきの体質が大きな要因となっているために完治するのが難しい病気でもあります。
通常、3歳までに発症することが多く、初期段階は春先から夏にかけて痒がったりしますが徐々に慢性化し、一年中痒くなるようになります。

〈アトピーにかかりやすい犬種〉
シーズー、柴犬、ゴールデンレトリーバー、ジャーマンシェパード、ヨークシャーテリア、ビーグル、ラブラドールレトリバー、シェットランドシープドック、マルチーズ、ミニチュアシュナウザー、ダルメシアンなど

〈アトピー性皮膚炎の発症しやすい部位〉
顔、四肢、腋の下、お腹など皮膚の薄いところに起こりやすい

アトピー性皮膚炎の診断
アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患のひとつであるために、症状が非常に似ているアレルギー疾患があります。痒がるからといって一概にアトピー性皮膚炎とは診断ができません。ただし、痒みの強い皮膚炎は限られていますので、一つずつ原因を除外していったうえでアトピー性皮膚炎と診断することになります。

〈症状が似ているアレルギー疾患〉
●痒みの強いアレルギー性皮膚炎
●ノミアレルギー性皮膚炎
●疥癬
●脂漏性皮膚炎
●濃皮症
●ニキビダニ症
●マラセチア皮膚炎
●食物アレルギー

アトピー性皮膚炎の治療
アレルギーの原因には、温度や湿度・寄生虫などの外的要因と発情・精神的要因などの内的要因があります。治療にはこれらの要因をできる限り排除してあげることと、痒みに対しては、薬物療法を行っていく事が大切になります。
いずれにしても完治することが非常に難しい病気ですが、病院での治療と合わせて、お家での生活環境や食餌の見直しなどでかなり症状を軽減させることができます。

アトピー性皮膚炎の予防策
お家での生活環境や食餌などを注意してあげることによって、アトピー性皮膚炎の症状を緩和することができます。
●部屋の掃除
アレルギーの原因となるノミやダニの死骸を取り除くために、部屋をきれいにしましょう。また、部屋の温度や湿度もこまめに調整しましょう。
●シャンプー
こまめに薬用シャンプーで体を洗い、常に皮膚を清潔な状態にしてあげましょう。
●食餌
食餌にアレルゲンが含まれている可能性もあります。アレルゲンを含まない処方食やバランスのとれた手作りフードをあげましょう。

かゆみ対策
ステロイド剤や抗ヒスタミン剤などがあります。ステロイド剤はかゆみを抑える効果が高い反面、様々な副作用がでるためによく注意して使用する必要があります。また、抗ヒスタミン剤は軽度のアトピー性皮膚炎に使用しますが、効果はまちまちでどのヒスタミン剤が効果があるのかを試していくことが必要です。

〒447-0816
愛知県碧南市志貴崎町5丁目30-2

TEL0566-41-1128

TOPへ
求人案内 Twitter お友だち追加