ノミ・ダニ予防
ノミによる被害
ものすごくかゆいです!
繰り返しノミに吸血されると、ノミの唾液に対して動物はアレルギー反応を示し、さらにすさまじいかゆみに襲われます。寄生虫を伝播します。
犬・猫の小腸には瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)という寄生虫が寄生しますがこの寄生虫はノミが媒介します。
ノミに吸血されるとかゆく、動物は気にしてなめます。するとノミが口から体内に入り、ノミが持つ瓜実条虫の卵が、動物の体内で孵化して寄生します。その他にもノミは、ヘモバルトネラという赤血球に寄生して貧血をおこす寄生虫を伝播します。
マダニによる被害
寄生虫を伝播します。
マダニが伝播する寄生虫は、バベシアといい、ヘモバルトネラより症状は重篤になることが多いです。寄生された場合、若くて健康な動物でも重大な貧血になり、死という最悪の結果になることもあります。
奈良県はバベシアが常在しており、病院にも寄生されて貧血してやってくる犬が年間何頭もいます。他にもライム病や、Q熱、日本紅斑熱(平成20年7月28日、宮崎市で日本紅斑熱による死亡例の発生の届出がありました)などの病気を媒介するとして、マダニはとても恐ろしい存在です。
人への影響
ノミやマダニは動物だけでなく人も吸血します。また、一度家にノミが入り込むと、駆除はとても大変です。完全にノミを家の中から排除するのに一年以上かかります。
ノミに寄生された猫に人が噛まれたりひっかかれたりすると、リンパ節がハレたり、発熱するネコひっかき病を発症することがあります。症状は軽いですが、治療法がありません。
- Q ノミ・ダニはどうして予防しないといけないの?
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A
犬や猫にとって、ノミ・ダニの予防はフィラリア予防と同じくらいとても大切です。しかし、ノミ・マダニがどうしてそんなに恐ろしいのか、どうやって予防すればいいのか…。皆さん、御存知でしょうか??
- Q なぜ予防するのか?
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A
ノミ・ダニは動物を吸血します。多数吸血された場合、貧血してしまうこともあります。しかし、もっと重大な被害をもたらす恐れがあるのです!!
- Q どうやって予防するの?ホームセンターで売ってる予防薬じゃダメ?
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A
ノミ・ダニは一年中います。ですから、一年中予防するのが、理想的ですが、特にノミ・ダニの活動が活発になる春先~冬(約5月から12月)の始めくらいまでの予防をお勧めします。
- Q 予防はいつ、どれくらいの期間すればいいの?
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A
病院で処方されているものは「医薬品」であり、市販のものは「医薬部外品」です。効果に大きく差があります。