再生医療とは
難病は再生医療で治療できる可能性があります。
再生医療とは、組織や臓器のもととなる細胞を体の外で培養して病気やケガの治療に役立てる療法です。体内から採取した細胞を体外で増殖させ、それを再移植することで正常な機能を取り戻します。
ガンやヘルニアなどの難病に対する新しい治療法として注目されており、世界中で研究が行われています。人に対する再生医療においては厚生労働省の「先進医療」として認定されており、すでに多くの臨床現場において導入されています。
免疫細胞療法を用いたガン治療
外科手術や化学療法、放射線療法など、従来のガン治療では体への負担が大きいというデメリットがありましたが、免細胞療法はガン治療特有の苦痛をかぎりなく抑えた治療法です。
自己のリンパ球を用いるため拒絶反応が少なく、まれに発熱がみられる程度の副作用しかありません。
幹細胞療法を用いた椎間板ヘルニアによる下半身麻痺(不随)の治療
当院では、椎間板ヘルニアによる下半身麻痺(不随)の治療に幹細胞療法を用いています。動物の体には、さまざまな器官や骨、軟骨、筋肉、血管臓器などに変化する「幹細胞」という細胞があります。この変化する性質を持つ幹細胞を体外で培養して体に戻すことで、失われた臓器やケガの再生を行うのが、幹細胞療法です。